TSMCの工場排水 県が周辺自治体と排水対策で協定締結へ

台湾の半導体大手、TSMCの進出にともない、工場から出る排水の処理が課題となるなか、熊本県は工場周辺の自治体と排水の対策に関する協定を結ぶことになりました。

菊陽町で建設が進むTSMCの工場では、来年末に本格的な稼働が始まると1日あたりおよそ1万トンの排水が見込まれています。

県内では、半導体関連の企業によるさらなる工場の建設も検討されていて、排水を処理する施設の整備が課題になっています。

これについて、熊本県はTSMCの工場ができる菊陽町や隣接する合志市と排水対策を進めるための基本協定を近く結ぶことになりました。

排水対策をめぐって県は、半導体関連の企業のさらなる集積に向け、今の下水処理施設だけでは担いきれないおそれがあるとして、新たな施設の建設に向けた要望を国に行っています。

蒲島知事は17日の定例の記者会見で「受け入れ環境の整備は喫緊の課題だ。排水対策は工場が出来てからとりかかるのでは遅い。スピード感をもって取り組み協定によって進んでいることを『見える化』することが重要だ」と話していました。