熊本大学 指導学生へのパワハラ 准教授を停職2か月懲戒処分

熊本大学は、大学院の50代の准教授が、当時指導していた学生にいわゆるパワーハラスメントを行ったとして、停職2か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは熊本大学大学院先端科学研究部の50代の男性准教授です。

大学によりますと、准教授はおととし4月から、去年8月にかけて、熊本市のキャンパスにある研究室内で、当時指導していた学生3人に対し、ほかの学生らの前で、▽「変なやつ」とか「だめなやつ」などと人格を否定する発言をしたほか、▽学生の親を侮辱するような発言をしたということです。

大学は、一連の行為はいわゆるパワーハラスメントに該当するとして、10日付けで、准教授を停職2か月の懲戒処分としました。

熊本大学の小川久雄学長は、「誠に遺憾で、被害を受けた方々に心よりおわび申し上げます。今回の事態を真摯に受け止め、再発防止および信頼回復に努める所存です」とコメントしています。