菊池地域 エゴマの収穫が最盛期 “実が大粒で香りいい”

県北部の菊池地域で、エゴマの実の収穫が最盛期を迎えています。

シソ科の植物のエゴマは、実を搾って食用の油を取るなど健康食材として知られています。

菊池地域の菊陽町と大津町では、地域の特産にしようと地元の人たち13人が生産組合を立ち上げ、広さおよそ460アールで無農薬のエゴマの栽培に取り組んでいます。

先月末から始まった収穫は今が最盛期で、大津町の畑では、生産組合のメンバーが高さ1メートル余りに育ったエゴマの株を専用の機械で刈り取り、実を収穫していました。

生産組合によりますと、今シーズンは台風の影響もなく生育は順調で、実が大粒で香りのいいエゴマに仕上がっているということです。

「菊池えごま生産組合」の上村幸男組合長は「ことしは豊作で天候に恵まれたので、いい油ができると期待しています。エゴマを通じて健康意識を高めてもらいたい」と話していました。

収穫は今週いっぱい続いて、あわせておよそ2.5トンが収穫される見込みです。

実は乾燥させたあと搾って油にし、およそ1か月後には地元の直売所などで販売されるということです。