災害に備え 放課後児童クラブ支援員の研修会 熊本 人吉

3年前の豪雨で被災した人吉市で、放課後児童クラブの支援員の人たちを対象に、災害への備えをテーマにした研修会が開かれました。

この研修会は、災害時の子どもの支援に取り組んでいるNGOなどが人吉市で開き、24日は、県内の小学校で活動する放課後児童クラブの支援員などおよそ50人が集まりました。

はじめに、3年前の7月の豪雨を経験した支援員の高木尚美さんは、ふだんから人とのつながりを大切にすることで、災害後、子どもたちと接する際にも役に立ったという経験を振り返りました。

このあと行われたワークショップでは、それぞれの児童クラブに準備されている「非常用持ち出し袋」の中身を確認し、追加したい物や使い方を話し合って、ふせんに書き出しました。

追加したい物には、虫よけやアルミはくなどが挙げられていました。

参加した30代の女性は「職員どうしだけでなく、学校や行政側との連携も必要だと改めて感じました」と話していました。