東京のアニメ会社が熊本市にスタジオ開設 社長は崇城大一期生

アニメーションを制作する東京の会社が熊本市にスタジオを開設します。
社長は崇城大学の芸術学部卒業で当時、絵に携わる就職先が熊本になく、他県で就職した経験が熊本進出の決め手になったということです。

熊本市にスタジオを開設するのは東京のアニメーション制作会社「C2C」です。

23日県庁で調印式が開かれ、山田良輔社長と県と市の担当者が協定書に署名しました。

新しいスタジオは熊本市の中心市街地、中央区の手取本町にあるビルの6階に設けられます。

広さはおよそ100平方メートルで、アニメーションの作画や制作を行うということです。

営業開始は来年4月を予定していて、作画と制作の担当として新たなに10人を雇い入れるということです。

会社は、3年後には30人ほどの体制に拡大させたいとしています。

山田社長は崇城大学の芸術学部の一期生で、平成15年に卒業したということです。

当時、絵に携わる就職先が熊本になかったため友人は別の業界に進み、自らも東京でアニメーションの会社に就職したということで、こうした経験から熊本でのスタジオ開設を決めたということです。

記者会見で山田社長は「制作と作画を行う会社を開設することで熊本でアニメを作っていると実感してもらえて業界も盛り上がると思います。九州の真ん中にある熊本に九州各地から就職して欲しいです」と話していました。