3年前の豪雨被災の球磨村で復興祭

3年前の豪雨で被災した球磨村で、復興を願う催しが行われました。

球磨村では、3年前の豪雨で25人が犠牲になり、先月末時点でも73世帯、210人が仮設住宅などで生活を余儀なくされています。

22日は、浸水被害にあった校舎や体育館などが解体された渡小学校の運動場で「復興祭」が行われました。

催しでは村内の2つの保育園の園児たちが復興を願って赤や青など色鮮やかな風船100個余りを、空に放ちました。

風船のひもには、園児が「くまむらがんばる」とか「だいすき」などと書いたカードが結ばれていて、空高く飛んでいきました。

このあと園児たちのダンスや太鼓演奏のほか、村内で継承されている太鼓踊りなど郷土芸能が披露されました。

また、イノシシの焼き肉やヤマメの塩焼きなどを販売する出店も並び、多くの来場者でにぎわっていました。

地元の20代の女性は「新型コロナの影響も落ち着き、久しぶりににぎわっている様子を見ました。球磨村が元気になればいいなと思います」と話していました。