いぐさを使ったマフィン 八代市の洋菓子店が開発

畳表の原料であるいぐさの生産量が日本一の熊本県八代市で、地元の洋菓子店がいぐさを使ったマフィンを開発しました。

開発したのは八代市内で洋菓子店を営む、梅田美代香さんと、地元のいぐさ農家の稲田剛夫さん、近善さん親子です。

3人は20日、市役所を訪れて中村博生市長に報告しました。

洋菓子店の梅田さんは、いぐさに食物繊維やミネラルなどが豊富に含まれていることに着目して、稲田さんが無農薬で育てた食用のいぐさの粉末を県内産の米粉を使った生地に練り込んだということです。

ほのかにいぐさの爽やかな香りがする淡い緑色をしたマフィンのうえには、アクセントとしてチョコレートとカシューナッツがトッピングしてあります。

試食した中村市長は「もちもちした食感でとてもおいしいです。日本の文化であるいぐさを使った製品が世の中に広がっていくことを期待しています」と話していました。

いぐさのマフィンは税込み1個400円で、梅田さんの店で購入することができます。

梅田さんは「体に優しい素材を使って1つ1つ心を込めて作っているので多くの人に食べて頂きたいです」と話していました。