「新嘗祭」に献上する米とあわを供える「奉告祭」八代市

熊本県八代市で、来月皇居で行われる「新嘗祭」に献上する米と「あわ」を供える神事「奉告祭」が行われました。

毎年11月に皇居で行われる「新嘗祭」には全国各地から作物が献上され、ことし、熊本県からは、八代市の本島磧哉さんが育てた米と「あわ」が献上されることになっています。

17日は、地元の神社で関係者40人が出席して、「奉告祭」と呼ばれる神事が行われ、先月30日に刈り取った稲から精米した米と、今月10日に収穫した「あわ」の一部が供えられました。

献上されるのは、米1升と「あわ」5合で、出席者は玉串を捧げ、収穫が無事に完了したことを報告していました。

このあと、本島さんは「地域の方々の力をお借りして、素晴らしいものを作ることができたことに、感謝申し上げます」とあいさつしました。

八代市農林水産政策課の吉永千寿課長は「八代市にとって、とても名誉な事業です。稲刈りをしてくれた地元の子どもたちにとっても、貴重な経験になったと思います」と話していました。