荒尾市に伝わる「野原八幡宮風流」神社の例大祭で奉納

ユネスコの無形文化遺産に登録された「風流踊」の1つで荒尾市に伝わる「野原八幡宮風流」が登録後初めて神社の例大祭で奉納されました。

「野原八幡宮風流」は、毎年10月15日に荒尾市にある野原八幡宮の例大祭で奉納されている民俗芸能です。

色鮮やかな衣装を身につけた子どもたちが災いをはらう神の使いとして太鼓を打ち鳴らしながら舞を披露するもので、去年ユネスコの無形文化遺産に登録された風流踊の1つです。

例大祭の15日は、魔よけの獅子頭を表現した「かさ」をかぶり神の使いにふんした地元の3つの地区の小学生6人が、大人たちの吹く笛の音に合わせて、太鼓を打ち鳴らしたり片足を上げて飛び跳ねたりして独特の舞を奉納しました。

見物した地元の小学4年生の男の子は「何年も受け継がれているのがすごいと思いました」と話していました。

また地元の70代の女性は「無形文化遺産に登録されて地元は喜んでいます。だんだん子どもが少なくなっていますが、もっと盛り上げていかないといけないと思います」と話していました。