大規模災害に備える 県が消防学校を全面建て替えへ 益城町

県は大規模な災害に備えるため、応援部隊の活動拠点となる消防学校の本館と寄宿舎を全面的に建て替えることを決めました。

益城町にある県の消防学校は、大規模な災害が起きた際の応援部隊の活動拠点に位置づけられていますが、熊本地震では施設が被災し、集まった隊員たちの活動に支障が出たということです。

また教室や宿泊部屋が著しく狭く、プライバシーが確保されていないといった課題も指摘されていたことから、県はおよそ41億円をかけて本館と寄宿舎を建て替えることを決めました。

▽免震構造を導入し▽多くの消防車両がとめられるスペースを確保するほか、▽隊員たちが土足でも利用することのできるトイレやシャワー室を設置するということです。

また、▽女性専用の洗面所や洗濯機を新たに整備するほか、▽感染症対策として、十分な距離を保てる広さの教室や食堂などを設けることにしています。

今後、令和7年度から工事を開始し、令和9年度からの運用開始を目指すことにしています。