県内6月〜7月の大雨 農林水産関係の被害額 約100億円に

先月3日までの大雨で、熊本県内の農林水産関係への被害額がおよそ100億円にのぼったことが、県のまとめでわかりました。

県は、6月28日から先月3日にかけての大雨による県内の農林水産関係の被害額を、31日、発表しました。

それによりますと、被害額は99億8400万円余りで、具体的には、農作物の関係では水田やミニトマトなどの農地に土砂が流れ込んだり、農業用の排水路や建物、機械が損傷したりするなど、あわせて84億800万円余り。

また、林業では山地の斜面や林道の路肩が崩れるなどして15億5600万円余り、水産では海岸や漁港への流木などで1900万円余りとなっています。

国は今回の大雨について、復旧にかかる費用の見込み額が一定の基準を上回ったことから「激甚災害」に指定していて、自治体が行う復旧工事の費用への補助率が1割程度引き上げられます。