熊本県産材でおもちゃの飛行機製作イベント 嘉島町

子どもたちが熊本県産の木材を使って、おもちゃの飛行機を製作するイベントが嘉島町で開かれました。

この催しは、熊本県内各地で木に触れる催しを開いている団体が企画したものです。

会場では、江戸時代から阿蘇地域で植えられてきた「南郷檜」というヒノキを薄く削った板を材料にして、飛行機を手作りする体験が行われました。

ヒノキの香りがほのかに漂うなか、参加した子どもたちは、一つ一つの部品に好きな色を塗ったあと、接着剤を使って慎重に組み立て、15分ほどで全長20センチの飛行機を作りあげ、完成後はさっそく飛ばしていました。

また会場には積み木など熊本県産のヒノキや杉を用いて作られた8種類のおもちゃが用意され、訪れた子どもたちが楽しんでいました。

飛行機づくりに参加した、熊本市の4歳の女の子は「じょうずにできて、楽しかったです。おうちでも飛ばして遊びます」と話していました。

宇土市から3歳の娘を連れて訪れた30代の母親は「木の手触りは子どもにとって大切だと思うので、このような催しはとてもありがたいです」と話していました。