小国町の北里柴三郎記念館に新たにデジタル展示施設

新しい千円札の肖像画となる細菌学者、北里柴三郎のふるさと、小国町にある記念館にデジタル展示などを行う新たな施設が完成し、報道機関などに公開されました。

細菌学者、北里柴三郎は、来年7月に発行が始まる新しい千円札の肖像画に採用されていて、ふるさとの小国町にある北里柴三郎記念館の一角に、このほど、デジタル展示を行う施設が完成しました。

施設は、平屋建てでのべ床面積がおよそ480平方メートルあり、来月2日のオープンを前に、10日、報道機関などに内部が公開されました。

施設の入り口には、デジタルで再現された等身大サイズの柴三郎が設置されているほか、40人が座れる「シアタールーム」では、柴三郎の生涯をまとめた20分ほどの映像を見ることができます。

また、施設のあちらこちらにはQRコードが設けられていて、貸し出しされるタブレットで読み込むと、柴三郎に関するクイズを楽しんだり、人物像を音声やイラストで学んだりすることができます。

北里柴三郎記念館の館長で、柴三郎のひ孫の北里英郎さんは「多くの皆さんにお越し頂き、柴三郎の生涯について楽しく学んで頂けたらうれしいです」と話していました。