台風接近 車をできるだけ高い場所に避難させるよう呼びかけ

台風6号が接近するなか、各地で被災者に車を貸し出している団体が、大雨や暴風などに備えて車をできるだけ高い場所に避難させるよう呼びかけました。

会見は、台風などで被災した全国の人たちを対象に、寄付された車を無料で貸し出している宮城県の団体が、台風6号の接近を受け、8日、県庁で開きました。

このなかで、台風では浸水によって車が被害に遭うケースが多いとしたうえで、高い場所にある公園やスーパーなどの駐車場が車の避難場所として開放されていれば、移動させることを検討してほしいとしています。

さらに、そのような場所がなく車の避難が難しい場合は、自宅の敷地のなかでも、できるだけ高い位置に動かしてほしいと呼びかけています。

日本カーシェアリング協会の吉澤武彦代表理事は「これまで被災した経験のない地域でも、被災するケースが増えている。危機意識を持って、リスクに向き合ってほしい」と話していました。