合志市で検出の有機フッ素化合物 国の暫定目標値を下回る
合志市の2か所の配水池で有害性が指摘されている有機フッ素化合物が検出され、市は、国の暫定目標値を下回っているものの、今後も水質の検査を続けていくことにしています。
有害性が指摘されている有機フッ素化合物「PFOS」と「PFOA」をめぐって、県内では、ことし4月に熊本市の井戸で国の暫定指針値を超える濃度が検出されています。
これを受け、合志市が先月、地下水をくみ上げて供給する市内10か所の配水池で水質を検査したところ、このうち2か所で有機フッ素化合物が検出されたということです。
検出されたのは、須屋地区と木原野地区の配水池で、いずれも国の暫定目標値を下回る値だったということです。
市によりますと、どの程度の量が体に入ると影響が出るのかは、わかっていないということです。
有機フッ素化合物の検査は法律で義務づけられていませんが、市は、数値を下げていくための努力を続ける必要があるとして、水質検査の項目に有機フッ素化合物を加えてデータを公表していくことを決めました。
※暫定目標値・暫定指針値は異なる省庁の基準で数値は同じ