阿蘇中岳の火口カメラの修復作業が終わる 映像配信が再開

おととし10月の噴火の影響で使えなくなっていた阿蘇中岳の火口カメラの修復作業が終わり、28日から超高感度カメラでの映像の配信が再開されました。

阿蘇山ではおととしの10月噴火が発生し、中岳第一火口カメラはカメラを覆うカバーやデータを送るアンテナなどが壊れ、映像の送信ができなくなっていました。

カメラを設置している阿蘇火山博物館では火口カメラ周辺の被害状況を慎重に確認した上で、電源の確保や映像を送信するためのアンテナ、それにケーブルの整備など、修復作業を進めてきました。

修復には2500万円余りの費用がかかったということです。

この高感度カメラの映像は24時間、気象庁や熊本県内の各テレビ局などに送られていますが、阿蘇火山博物館では今後は地元自治体などとも協議して地域の防災や観光などへ活用の幅を広げていきたいと話しています。