人吉市の大村横穴群で4年ぶりに「大村古墳まつり」

人吉市にある国指定の史跡「大村横穴群」で、22日、「大村古墳まつり」が4年ぶりに開かれました。

およそ1500年前につくられたとされる大村横穴群は、JR人吉駅の北側の崖に27の横穴が並ぶ装飾古墳で、大正10年に国指定の史跡となっています。

「大村古墳まつり」は40年ほど前に始まりましたが、新型コロナの影響で去年まで3年続けて中止となっていました。

22日は、地元の城本町内会でつくる実行委員会が地域を盛り上げようと、中止していたまつりを4年ぶりに開きました。

最初に白い衣装をまとった子どもたちが、埋葬された人たちの魂を青や赤など5つの色の旗で導く行列が行われました。

このあと、子どもや大人が和楽器の音色にあわせて古代をイメージした「古墳踊り」を披露し、訪れた人たちから拍手が送られていました。

古墳踊りを披露した小学生の男の子は「最初は緊張しましたが、踊り始めると緊張がほぐれ、自分なりに踊ることができてよかったです」と話していました。