水難事故から命を守る 益城町で児童が着衣で水に浮く方法学ぶ

益城町の小学校で、水難事故から命を守るための教室が開かれ、児童たちが服を着た状態で正しく浮く方法を学びました。

この教室は、水難事故が増える夏休みを前に、熊本市の非営利公益団体、「熊本YMCA」が毎年開いています。

18日は益城町の津森小学校で全児童100人が参加して開かれました。

このうち、3年生と4年生は長袖のシャツとズボンを身につけた状態でプールに入り、どのくらい体が重く感じて動きにくくなるのかを体験しました。

続いて、浮き輪の代わりにふたを閉めたペットボトルを抱きかかえて浮いたり、なにも持たずに手足を広げて大の字の姿勢で安定して水に浮かび続ける練習をしました。

なかには慣れない動作に戸惑う児童もいましたが、講師の手ほどきを受けながら徐々にうまく水に浮けるようになっていきました。

3年生の女子児童は「ペットボトルを持ってうまく浮かぶのが難しかったです。これから練習を頑張ろうと思います」と話していました。

また、4年生の男子児童は「もし海や川でおぼれたら、きょう教わったように大の字になって浮くようにします」と話していました。