南阿蘇鉄道の全線再開祝い 高森町で2000発の花火打ち上げ

熊本地震で被災した南阿蘇鉄道の全線再開を祝って、15日夜、高森町で花火が打ち上げられました。

7年3か月ぶりの全線での運転再開を祝う花火は、15日午後8時から高森駅のホームの上空に2000発打ち上げられました。

町内外から多くの人が訪れ、色鮮やかな花火を見上げながら歓声をあげたり写真を撮ったりしていました。

南阿蘇村から訪れた40代の女性は「感動的でした。いろんなことを乗り越えながら7年やってきたので、こういう日が来て本当によかったと思う」と話していました。

花火大会の後、高森駅発の最終列車が出発して全線開通の最初の1日が終わりました。

南阿蘇鉄道の中川竜一鉄道部長は「花火を見ながら、震災後、最初にみた景色や、声援をいただいたこと、いろんなことが思い出されて万感の思いです。しっかり気をひきしめて、これからも運転していきたいです」と話していました。