運転再開にあわせJR乗り入れ始まる

南阿蘇鉄道は、15日の全線での運転再開にあわせ、南阿蘇村の立野駅と大津町にあるJR豊肥本線の肥後大津駅との間のおよそ9.7キロで、乗り入れが始まりました。

肥後大津駅の南口には、JRと乗り入れた最初の列車が到着する前の15日午前6時すぎから、大勢の町民や鉄道ファンが駆けつけ、町が準備した記念メダルを受け取っていました。

そして、午前7時15分ごろ、駅のホームに最初の列車が到着すると、集まった人たちが旗を振って出迎えました。

大津町の40代の女性は「やっとつながって便利になります。子どもと列車に乗って阿蘇に遊びに行きたいです」と話していました。

兵庫県から家族と訪れ、早速、列車を利用した40代の女性は「南阿蘇鉄道が好きで、よく来ていたのでこの7年は長かったなと思います。直通になった立野から肥後大津までの間の風景もよかったです」と話していました。

このあと、午前7時半ごろには、高森町の高森駅に向かう折り返しの列車が、カメラやスマートフォンで撮影する人たちなどに見送られながら出発しました。

JRと乗り入れて肥後大津駅を発着する列車は、通勤や通学の時間帯に毎日2往復、運行します。