南阿蘇村 熊本地震を伝える新展示施設への近道の県道が開通

南阿蘇村に15日、熊本地震を伝える展示施設がオープンするのを前に、この施設につながる新たな県道が開通し、利便性の向上が期待されています。

13日、開通したのは、7年前の熊本地震で大きな被害を受けた南阿蘇村の黒川地区を通るおよそ1.1キロメートルのバイパスです。

県の復興事業の一環で、新たに県道として道路の拡幅工事や歩道の整備が行われ、地震の教訓などを伝える展示施設「KIOKU」が15日オープンする予定の旧東海大学阿蘇キャンパスにつながっています。

これにより、これまで大きくう回する必要があった熊本市方面から新阿蘇大橋を経由するルートのアクセスがおよそ5分短縮するなど、利便性の向上が期待されています。

熊本県工務課の米森賢也さんは「震災ミュージアムや阿蘇の山上にもつながっているので、地域の活性化につながってほしい」と話していました。