山で遭難の男性発見し保護 熊本市の2人に感謝状 八代警察署

先月、熊本県と宮崎県にまたがる国見岳に向かい遭難した男性を、八代市内の山で発見して保護した2人に警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、いずれも熊本市内に住む濱田幸子さん(68)と岩渕行利さん(80)です。

八代警察署で感謝状の贈呈式が開かれ、田元雅文署長から2人に手渡されました。

2人は国見岳に行くと家族に言って出かけたあと行方が分からなくなっていた福岡県の79歳の男性を捜索するボランティアに参加し、先月19日、八代市泉町の京丈山付近で男性を発見して無事保護しました。

男性は頭に軽いけがをしていましたが自分で歩くことができる状態で、命に別状はありませんでした。

濱田さんは「報道を見て服装や身長を記憶していました。発見してすぐに『大丈夫ですか』と声をかけ、ご本人だと分かってほっとしました」と話していました。

また、岩渕さんは「まさか感謝状を頂くことになるとは思いませんでした。遭難された方が無事に助かったのがなによりです」と話していました。