熊本県 職員3人を減給の懲戒処分 人事課長謝罪

県は、部下を叱責して精神疾患にさせたり、申請書の手続きを怠ったりしたとして、職員合わせて3人を減給の懲戒処分にしました。
これは、県が30日会見を開いて明らかにしました。

それによりますと、環境生活部の53歳の課長級の職員は、部下に対して「変てこなペーパー」、「大学生が作るような資料」などと叱責を繰り返して強いストレスを与え、職員2人を精神疾患にさせたということです。

また、農林水産部の43歳の係長級の職員は、施設管理などに関する補助事業で出先機関や市との調整を怠り、市が県に提出する申請書を自分で勝手に作成してみずから決裁も行うなどしたということです。

このほか、県央広域本部の48歳の主事・技師級の職員は、軽油引き取り税の免税証を必要な手続きや決裁を経ずに発行し、関係書類を許可を得ずに自宅に持ち帰ったにもかかわらず職場に保管していると虚偽の報告をしていたということです。

いずれも昨年度の行為で、県は30日付けで減給10分の1の懲戒処分としました。

会見で磯谷重和人事課長は「県民のみなさまに心からおわびします」と謝罪しました。