豪雨被災の人吉 新たな商店街オープンへ準備進む

3年前の豪雨で大きな被害があった人吉市では、来月、中心部に新たな商店街がオープンする予定で、店を開く人たちが準備作業を進めています。

来月4日に新たにオープンするのは、「人吉コンテナマルシェ」です。

人吉市では豪雨で被災した飲食店などを支援しようと、2年半前に人吉商工会議所が、中心部に仮設の商店街をオープンしましたが、入居期間の2年に達したとして、ことし1月に営業を終了しました。

人吉コンテナマルシェは、店舗などをリニューアルして商工会議所が新たに設けた商店街で、ラーメン店やピザ店、居酒屋などの5店舗がコンテナ型の施設で営業を行うほか、イベントを行うための広場も整備されています。

現在はオープンに向けて準備が進められていて、28日は店を開く人たちが資材を運び込んだり、店舗の清掃をしたりしていました。

ラーメン店を出店する藤本豊彦さんは「元々、中心部でラーメン店を開いていましたが、3年前の豪雨で大きな被害を受け、違う場所で店を開いていました。お客さんからぜひ中心部で店を開いてほしいと言われてきたので、この場所でまた元気に頑張りたいです」と話していました。

人吉コンテナマルシェでは、オープンする来月4日当日は、料理一品とドリンク1杯が1000円で楽しめるチケットが販売されるということです。