熊本大学 半導体の研究施設整備へ 人材育成の教育棟も

熊本大学は九州大学などと連携して、半導体に関する共同研究を行う施設を整備するほか、その施設の隣に人材育成を図るための新たな教育棟を建設すると発表しました。

新たな研究施設と教育棟は、熊本市中央区にある熊本大学の黒髪南地区のキャンパスに整備されます。

このうち研究施設は、熊本大学と九州大学や企業が連携して半導体の研究を共同で行うためのもので、施設は5階建て、延べ床面積は3050平方メートルで5階は小さなほこりなどが入るのを防ぐクリーンルーム、2階から4階は共同研究のスペースであるオープンラボが整備される予定です。

また、教育棟は研究施設の隣に建設され、6階建て、延べ床面積およそ3600平方メートルで、半導体に関連する学生や研究者などを集約し、共同研究と人材育成の相乗効果につなげたいとしています。

熊本大学の富澤一仁理事は今月14日の記者会見で、「さまざまな大学や企業と連携して、最先端の研究技術の開発などをこの施設で進めたい」と話していました。