熊本県内の待機児童 6人増加 保育士不足などが原因

熊本県内で保育所などの空きを待つ「待機児童」は、ことし4月時点で15人と去年より6人増えました。
保育士の不足などが原因で、県は年内に待機児童をゼロにする目標を達成するため、市町村への支援などを進めることにしています。

県内で保育所などの空きを待つ「待機児童」について県がとりまとめたところ、ことし4月1日時点で15人と、去年より6人増えました。

内訳をみますと、宇土市が7人、菊陽町が6人、合志市が2人で、いずれも去年に比べて申し込みが増えた一方、保育士の人材不足などから利用定員を増やせなかったことが原因だということです。

保育所の設置などを進めた結果、県内では平成26年の678人をピークに待機児童の減少傾向が続き、おととしには8人と最も少なくなっていますが、去年からことしにかけて再び増加が続いています。

県はおととし策定した総合戦略の中で、ことし末までに待機児童をゼロにする目標を掲げていて、市町村への支援などを進めることにしています。