県のホームページ掲載の個人情報 外部から閲覧できる状態に

熊本県は、県が報道機関向けのホームページに掲載していた資料が2年半にわたり外部からも閲覧できる状態となり、資料には950人あまりの氏名などの個人情報が含まれていたことを明らかにしました。
これまでのところ悪用されるなどの情報は確認されていないということです。

県の発表によりますと、3年前の12月からおよそ2年半にわたって、県が報道機関向けのホームページに掲載していたPDFの資料が、外部からも閲覧できる状態になっていたということです。

資料はあわせて1万1000件あまりにのぼり、このうち、褒章や叙勲の受章者の住所や、外部の資料に掲載されていた所属や氏名など、あわせて955人分の個人情報が含まれていたということです。

原因について県は、この報道機関向けのページにはIDとパスワードが設定されていたものの、そのページに掲載される資料については、検索した場合などに外部から閲覧できるような仕様になっていたということです。

県によりますと、これまでのところ悪用されるなどの情報は確認されていないということです。

熊本県の広報グループは「多大なご迷惑とご心配をおかけして申し訳ない。個人情報が流出するリスクがないか、システムの委託業者と協議し、定期的に確認していきたい」と話しています。