酒米造りの「鯉農法」 産山村の小学生が体験
産山村の酒米造りに取り入れられている、農薬の代わりに水田にコイを放って育てる「鯉農法」を村の小学生が体験しました。
「鯉農法」は、水田にコイを放して除草や害虫の駆除を行うもので産山村では、日本酒の原料となる酒米造りに取り入れられています。
村では、およそ30年前から児童たちが鯉農法を体験していて、5日は産山学園の5年生13人が酒米造りを行っているタカ※橋孝徳さんの広さ20アールの水田を訪れました。
そしてタカ橋さんから「コイは水面に近い位置からやさしく入れてください」という説明を受けながら、体長およそ15センチのコイを1匹ずつ丁寧に放っていました。
放流されたコイは、来月、子どもたちの手で水田から引き上げられる予定です。
参加した女子児童は「コイの表面はヌメヌメしてて、ちょっと怖かったけど楽しかったです」と話していました。
タカ橋さんは「子どもたちには村の農作業を体験することでふるさとを大事にする気持ちを持ってもらいたいし、受け継いでもらいたい」と話していました。
※はしごだか