熊本地震の展示施設 愛称は「KIOKU」に決定 南阿蘇村

熊本地震で大きな被害を受けた南阿蘇村の旧東海大学阿蘇キャンパスでこの夏オープンする展示施設について、県は愛称を募集した結果、「KIOKU」に決まったと発表しました。

県は熊本市や益城町など熊本地震で被災した9つの市町村と連携し、各地に点在する震災遺構をめぐる「震災ミュージアム」の取り組みを進めています。

このうち、大きな被害を受けた南阿蘇村の旧東海大学阿蘇キャンパスには、ことし7月、「震災ミュージアム」の中核となる展示施設がオープンすることになり、県は愛称を募集していました。

県によりますと、およそ1か月で554の応募があり、この中から「KIOKU」が愛称に決まったということです。

地震の痕跡をとどめる遺物の展示や、語り部との交流、それに地震のメカニズムを学べるコーナーなどがあり、熊本地震の教訓や復興が進む現状について発信することになっています。

先月19日の記者会見で蒲島知事は「熊本地震を体験し、目にしたものを記憶し、未来に語り継いでいくという思いを込めて愛称を決めた。ぜひ県内外から多くの方々に訪れていただきたい」と述べていました。