オンラインで全国各地の障害者や高齢者が対戦 eスポーツ大会
ゲームを競技として行う「eスポーツ」を簡単に操作できるようにして、オンラインで全国各地の障害者や高齢者が対戦する大会が宇土市などで行われました。
大会は、障害者支援などに取り組む合志市の団体が企画しました。
熊本県のほか、愛知県や福岡県など8つの県から9チームが参加し、介護施設と福祉施設をオンラインで結んで行われました。
このうち、宇土市の障害者の就労支援施設からは20代から60代の9人が出場しました。
参加者たちは、ボタンを押すだけで簡単に操作できるように開発された徒競走や玉入れなどのゲームに挑戦しました。
玉入れのゲームでは、画面に表示されたキャラクターが持つ玉の色と同じ色の手元のボタンを押すとポイントが入る仕組みで、参加者たちは真剣な表情で挑戦していました。
会場には20人以上の施設の利用者が集まり、手作りのうちわを振りながら声援を送っていました。
参加した30代の男性は「はじめての対戦相手ですごく緊張しました。みんなと練習を続けて次は優勝したいです」と話していました。
企画した合志市の「UDe−スポーツ協会」の池田竜太代表理事は「はじめての全国大会が盛り上がり、参加者の楽しそうな様子を見られてよかったです。全国の施設などに普及して交流の場を広げたい」と話していました。