マイナンバーカード 熊本市で印鑑証明書発行で5件の不具合

マイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアで印鑑証明書を交付する際、印鑑の登録が抹消されたはずの古い証明書が誤って本人に発行される不具合が熊本市で5件あったことが分かりました。

マイナンバーカードを使ってコンビニで住民票の写しや、戸籍証明書などを交付するサービスをめぐっては、ことし3月以降、横浜市や東京・足立区などで別人の証明書が発行される不具合が相次いでいます。

こうした中、熊本市は16日、すでに印鑑の登録が抹消されたはずの古い印鑑登録証明書が誤って本人に発行される不具合が熊本市で5件あったことを明らかにしました。

システムの運営会社から市に連絡があり、調査した結果不具合が見つかったということで、原因について市は印鑑登録証明書のシステムとコンビニ交付のシステムの連携がうまくいっていなかったとしています。

市では印鑑登録証明書のコンビニでの発行を今月13日から停止していましたが、16日から再開しました。

市では今後、住民票の写しや戸籍証明書の発行についても同様の不具合が起きていないか調査を検討しています。