玉名高校体育祭 伝統の応援合戦も 4年ぶり来場者に制限なし

玉名市の高校で14日、体育祭が開かれ、4年ぶりに来場者に制限を設けない中、生徒たちが60年以上受け継がれる伝統の応援合戦を披露しました。

県立玉名高校では、ことしは4年ぶりに来場者に制限を設けず、新型コロナが流行する以前と同じ規模で実施されました。

14日は附属中学校を含め生徒およそ1000人が参加し、生徒の代表が選手宣誓をしたあと3つの団に分かれ、玉入れやリレー、それにダンスなどを披露して得点を競いました。

体育祭の中でも応援合戦は60年以上続く伝統行事で、5分間の制限時間の中、高校の生徒たちおよそ600人がそれぞれの団の階段状のやぐらに並び、「人文字」と呼ばれる応援合戦を披露しました。

やぐらに並んだ生徒たちは、応援団の演舞に合わせて黒い学生服と赤、青、黄色のタオルを素早く上げ下げしながら、熊本県出身のプロ野球、村上宗隆選手の活躍など話題のテーマを文字や絵で表現していました。

会場にはおよそ4000人が見物に訪れ、生徒たちの迫力のある応援合戦に盛んに拍手を送っていました。

福岡県大牟田市から訪れた40代の女性は「生で見る人文字は迫力があって感動しました。子どもたちが生き生きとした顔をしていて、久しぶりに現地で体育祭を見られてうれしかったです」と話していました。