「流水型ダム」整備 環境影響調査で知事意見を国に提出

令和2年7月の豪雨で氾濫した球磨川の治水対策として整備される「流水型ダム」について、県は、環境への影響調査などを求める知事意見を国に提出したことを明らかにしました。

球磨川の支流、川辺川に国が整備する「流水型ダム」の建設をめぐっては、流域の環境への影響調査と評価が行われることになっています。

これについて県は25日会見を開き、県が設けた審査会の有識者や球磨川流域の自治体、それに、一般の意見などを踏まえた知事意見を24日、国に提出したことを明らかにしました。

この中では、最新の知見や技術を取り入れ、球磨川と川辺川の環境に極限まで配慮することを前提に、水の透明度への影響調査の実施など合わせて26項目を求めているということです。

今回の知事意見を踏まえて、国は今後、ダム建設に向けて大きく4段階ある手続きのうち、第3段階にあたる「環境影響評価準備レポート」を作成することになるということです。