TSMC熊本工場の運営会社で初めての入社式 熊本市

台湾の半導体メーカーTSMCの熊本工場を運営する会社の入社式が熊本市で行われ、県内の出身を含む、初めての新入社員合わせて125人が入社しました。
台湾のTSMCは、来年12月までの操業に向けて熊本県菊陽町で工場の建設を進めていて、従業員1700人のうち1200人は新規採用や外部への委託の予定だということです。
TSMCによりますと、3日、熊本工場の運営会社「JASM」が新入社員の入社式を熊本市で開いたということです。
このなかで「JASM」の堀田祐一社長は「JASMは、日本の半導体関連企業や業界の全体が成長するきっかけとなることが期待されている。期待を胸に、使命感を持って日々の仕事に臨んでください」とあいさつしました。
3日入社した125人は、半分以上が修士号を取得していて、熊本を含む九州の出身者が6割近くを占めているということです。
新入社員は今後、国内でオリエンテーションを受けたあと、台湾のTSMCの工場で半年間の研修を受けるということです。
この夏以降、台湾からは、駐在員や家族600人余りが熊本に来る見込みで、操業に向けた動きが加速しています。