県立高校で生徒38人分の個人情報 ネット上に漏えい

県は30日、県立高校に配置され教職員の授業をデジタル面でサポートするICT支援員が、スマートフォンで撮影した生徒38人分の個人情報を誤ってインターネット上に漏えいさせたと公表しました。
これまでに被害などの報告はないということです。

県によりますと、今月24日、県立高校に配置され教職員の授業をデジタル面でサポートするICT支援員が、端末の充電器を生徒から回収した際、確認のため預かっていた生徒の名簿を自分のスマートフォンで撮影しました。

翌日、この支援員がスマートフォンでフリマアプリの「メルカリ」に出品する際、商品の写真ではなく、生徒の名簿の写真を誤って公開したということです。

2時間後、第三者から「写真を修正するべきだ」と投稿があり、公開を停止したということです。

漏えいしたのは、今月卒業の生徒38人分の氏名などが書かれた名簿で、26人が閲覧したということですがこれまでに被害などの報告はないということです。

県教育委員会の白石伸一教育長は「再発防止に向けてより一層の指導の徹底を図り、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。