熊本市 半導体関連企業の誘致へ 工業団地を4か所確保へ
熊本市は、台湾のTSMCの菊陽町への進出を受けて半導体関連企業を誘致するため市内4か所に新たな工業団地を確保することになりました。
熊本市では、TSMCの進出を受けて、今後5年間に市内のおよそ20ヘクタールに工業団地用の土地を確保して、半導体関連企業10社の誘致を目指しています。
このため熊本市は、九州自動車道のインターチェンジ周辺と幹線道路沿線の4か所に工業団地を新たに確保することになりました。
具体的には、▽九州自動車道の植木インターチェンジ、▽北熊本スマートインターチェンジ、▽城南スマートインターチェンジのおおむね半径1キロメートル圏内と、▽県道熊本空港線と国道443号線沿線の合わせて4か所です。
土地は、民間の事業者が購入して整備し、市は事業者が開発する際の容積率の緩和や農地転用などの手続きなどを支援することにしていて、今月中に事業者の公募を始めて、ことし8月をめどに選定を行う予定です。
熊本市産業振興課は「行政にはないスピード感やノウハウがある民間事業者と連携して工業団地を整備していきたい」と話しています。