熊本高専生が「SUMCO」の工場見学 半導体の製造過程学ぶ
半導体素材メーカー大手「SUMCO」の佐賀県伊万里市の工場を熊本高専の学生が見学で訪れ、半導体の製造過程について学びました。
「SUMCO」の伊万里市の工場では、「シリコンウエハー」と呼ばれる半導体の材料を製造しています。
最先端の技術を学ぼうと13日は、熊本高専の学生26人が工場を見学し、社員から半導体の製造過程について説明を受けました。
シリコンウエハーは直径300ミリ厚さ0.775ミリの大きさで、半導体の基板として使われています。
学生たちは、切り出されたシリコンウエハーが天井からつるされた装置を通じて、次の工程に運ばれる様子などを見学していました。
熊本県内では台湾のTSMCの進出で半導体の製造に関わる人材の育成が進められています。
見学した女子生徒は「授業で習ったことを実際に目に見ることができてとても面白かった。実際に働いている方の話も生で聞けて授業で習うよりも刺激が強く、もっと勉強を頑張ろうと思えた」と話していました。
また、男子生徒は「製造は繊細な工程だと授業では習っていたが、これだけ大規模な工場を実際に見ることができて、半導体業界ってすごいんだなと感じました。自分にとっていい経験になった」と話していました。