阿蘇地方の新酒と郷土料理楽しむまつり始まる 高森町

阿蘇地方に観光客を呼び込もうと、新酒と郷土料理を楽しむことができる催しが12日から高森町ではじまりました。

「新酒とふるさとの味まつり」は、高森町観光協会が寒さのなかでも観光客を呼び込もうと開いていて、今回で35回目です。

会場では、地元の酒造会社がつくった、まつりの開催期間中にしか飲むことができない新酒がふるまわれ、訪れた人たちはヤマメの塩焼きやあか牛料理などの郷土料理とともに新鮮な酒の味を楽しんでいました。

醸造元の山村酒造によりますと、去年12月の寒波の影響などでことしの新酒のできは例年以上にいいということで、やわらかく甘さがあり、すっきりとした味わいになっているということです。

阿蘇地方では、7年前の熊本地震で大きな被害を受けた南阿蘇鉄道がことし7月に全線で運転を再開する予定で、山村酒造の山村弥平さんは「南阿蘇鉄道の復旧を控え、高森町もいよいよ元の姿に戻ってくるので、このまつりをスタートに盛り上がっていきたい」と話していました。

この催しは来月31日まで開催されています。