鳥インフル確認の茨城から仕入れたホロホロ鳥のヒナ処分 天草

茨城県の農場で飼育されている鳥から鳥インフルエンザへの感染が確認されたことから、熊本県は2日、この農場から天草市内の養鶏場が仕入れていたホロホロ鳥のヒナおよそ60羽を処分しました。

1日、茨城県かすみがうら市の農場で死んだ鳥が見つかり、これまでに遺伝子検査の結果、高病原性の鳥インフルエンザへの感染が確認されました。

この農場から天草市の養鶏場が先月28日、ホロホロ鳥のヒナを仕入れていたことから、熊本県は2日午前中にすべてのヒナ64羽を処分しました。

県は養鶏場を消毒したほか、ほかに飼育されているニワトリなどおよそ500羽の移動を制限しています。

これまでのところ、ほかの鳥に鳥インフルエンザの症状は確認されていないということです。

県によりますと、鳥インフルエンザは県外の農場で感染が確認されたことから今回は県内での発生とは見なされず、ニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」や「搬出制限区域」は設定されないということです。

県は引き続き、すべての養鶏場での消毒といった対策を続けていくことにしています。

県農林水産部の竹内信義部長は「安全を徹底的に守るために取り組んでいるので、むやみに農場に近づかないなど協力をお願いしたい」と話しています。