県内企業の障害者雇用率が過去最高も 25%近くが雇用なし

熊本県内の企業の障害者の雇用率は、去年6月時点で2.47%と過去最高となりました。
その一方で、25%近い企業が障害者を1人も雇用していないことから、熊本労働局は支援策を活用しながら、助言などを強化していくことにしています。

障害者雇用促進法では、従業員が43.5人以上の民間企業について、従業員の2.3%は障害者を雇用するよう義務づけられています。

熊本労働局は、法律の対象となる県内の民間企業1321社を対象に、去年6月時点での雇用状況について調査をまとめました。

それによりますと、障害者の雇用率は2.47%で、前の年より0.06ポイント高く、これまでの調査で最も高くなりました。

また、全国平均を0.25ポイント上回っています。

また、雇用されている障害者は4750人余りと、こちらも前の年より2.2%増加して最も多くなりました。

一方、障害者を1人も雇用していない企業が326社、全体の4分の1にあたる24.67%あり、熊本労働局は「支援策を活用しながら助言や指導を強化していく」と話しています。