“おいしさ知って”宇土市の漁協 学校給食用にのりを贈呈

宇土市沖の有明海で養殖されたのりが、学校給食用に無償で贈られることになり、10日、贈呈式が行われました。

宇土市の住吉漁協と網田漁協では地元で養殖されたのりのおいしさを、子どもたちに知ってもらおうと、3年前から毎年、のりを贈っています。

宇土市役所で開かれた贈呈式では2つの漁協の組合長から、元松茂樹市長に、板のり21600枚分の目録が手渡されました。

元松市長は「子どもたちが品質の高いのりを毎年、食べられる機会を与えていただきありがとうございます」お礼を述べました。

贈られたのりは、宇土市内の2つの幼稚園と、小中学校10校の子どもたち、およそ3400人分の給食に使われることになり、来月から毎月1回のペースで、提供されるということです。

網田漁協の浜口多美雄組合長は「子どもたちに、地元でとれたのりのおいしさを味わってもらい消費拡大にもつながることを期待しています」と話していました。

また、宇土市学校給食センターの渡辺勇一センター長は「子どもたちが地元の自然や水産業の素晴らしさを感じ、地域への愛着を深めることにもなるので、とても感謝しています」と話していました。