熊本地震で被災の秋津地区 全農地でコメの作付けが再開

6年前の熊本地震で被災してコメの収穫ができなくなった熊本市と益城町にまたがる秋津地区で、被災後初めてすべての農地で作付けが再開され、6日現地でしゅんこう式が開かれました。

熊本市東区と益城町にまたがる秋津地区では、熊本地震でほぼすべての農地に沈下やうねりが発生し、水路など農業用施設も被災したためコメを収穫できなくなり、県や地区の土地改良区などによる復旧工事が進められてきました。

工事は去年終わり、ことし、被災後初めて、すべての農地でコメの作付けが再開されました。

6日は、現地でしゅんこう式が開かれ、農家の代表や県の職員などおよそ50人が出席しました。

式典では、神職がおはらいをしたあと、刈り取りを待つ黄金色の稲が並んだ水田に、麻と紙を細かく切った「切麻」などをまいていました。

このあと、当時、地区の代表を務めていた中川有朋さん(75)が「地震で無残な姿になりましたが、いろいろな人に支えられ、ここまでやってこられました」と感謝のことばを述べました。

秋津営農組合の上田徳行組合長は「久しぶりに黄金色の穂波が見られて感無量です。農業をしている実感がやっとわいてきます」と話していました。