球磨川の河川整備計画 熊本県と国は9日公表の方針固める

おととしの豪雨で氾濫した熊本県の球磨川の治水対策の柱となる「流水型ダム」を建設するなどとした河川整備計画について、国と県は策定して9日公表する方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。

おととし7月の豪雨災害を受けて、国と熊本県は今後の球磨川流域の治水対策の指針となる河川整備計画の策定を進めています。

先月1日には支流の川辺川での「流水型ダム」の建設を柱に水を一時的にためて洪水を防ぐ「遊水地」の整備など球磨川流域でおおむね30年間かけて実施する治水対策を盛り込んだ河川整備計画の案を公表しました。

これまで流域の12の市町村に意見を聞きましたが、計画案の変更を求める意見はなく、県が進める「緑の流域治水」の方向性と一致していることから蒲島知事は計画案に対する知事意見として「異存はない」と回答していました。

これを受けて、国と県は計画案を正式な計画として策定し、9日公表する方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。

河川整備計画案を巡っては流域の住民などでつくる複数の団体が、蒲島知事が「異存なし」と回答したことに対し抗議文を提出しています。

国と県は計画が策定された後も引き続き、住民の意見を聞いて計画を着実に進めていきたいとしています。