ダム建設の国計画案に知事が「異存なし」 住民団体が抗議文

おととしの豪雨で氾濫した熊本県の球磨川の治水対策として「流水型ダム」を建設するとした国の計画案に対し、蒲島知事が「異存なし」と回答したことを受け、6つの住民団体が県に抗議文を提出しました。

おととしの豪雨災害を受けた球磨川の治水対策として国が支流の川辺川での「流水型ダム」の建設を柱とする河川整備計画の案をまとめたのに対し、熊本県の蒲島知事は先月、「異存はない」などと回答していました。

これを受け、豪雨で甚大な被害を受けた地域の住民などでつくる6つの団体は5日、県に抗議文を提出し、記者会見しました。

抗議文では、整備計画の原案に対するパブリックコメントで7割以上がダムに反対したほか、流域で開催された公聴会でも7割を超える住民が反対したとして、「異存はない」とした知事の回答の撤回を求めています。

会見で、代表の中島康さんは「寄せられた多くの反対意見が無視され、危険な状態だと感じて今回の抗議に至った。県には説明の場を設けてほしい」と話していました。

提出を受けた県河川課は「抗議文で撤回が求められていることは知事に報告し、流域の住民に対しては今後も理解が深まるようコミュニケーションに努めたい」としています。