流水型ダムに同意の知事意見に反発 八代市の住民団体が抗議文

おととしの豪雨で氾濫した球磨川の治水対策として「流水型ダム」を建設するとした国の計画案に対し、蒲島知事が「異存なし」と回答したことを受けて、八代市の住民で作る団体は4日、知事宛の抗議文を提出しました。

おととしの豪雨災害を受けた球磨川の治水対策として、国は、支流の川辺川に「流水型ダム」の建設を柱とする河川整備計画の案をまとめたのに対し、蒲島知事は先月、「異存はない」などと回答していました。

これを受けて、豪雨で甚大な被害を受けた八代市坂本町の住民など5人が、八代市の県南広域本部を訪れ、蒲島知事宛ての抗議文を手渡しました。

抗議文では、想定を超える洪水が発生すれば、ダムは水で満杯になり洪水調節が機能しないほか、貯水型ダムと比べて流水型は環境への影響が少ないとされているが、ダムを造れば清流は守れない、国と県が行ったパブリックコメントでも、7割以上がダムの建設に反対か疑問があると回答し、流域住民の意見が反映されていないなどと指摘しています。

県南広域本部の馬場幸一総務部長は「抗議の内容については県庁の所管する課に伝えたい」と応えていました。

抗議文を提出した南由穂美さん(70)は「私たちの疑問について、これまで知事は何ひとつ答えていない。県は説明会を開き、住民の声を聞くべきだ」と話していました。