中国産アサリを県産と偽り販売 県が業者を是正指示

熊本県宇土市や上天草市の事業者が中国産のアサリを「熊本産」や「天草産」などと偽って、販売していたとして、県は食品表示法に基づき、是正を指示しました。

指示を受けたのは、宇土市と上天草市の60代から80代までの男女4人の事業者です。

県によりますと、4人は個人の漁業者で、ことし1月下旬までのおよそ1年間にわたって中国産のアサリを国内の水産流通業者から仕入れたあと「熊本産」や「天草産」、「上天草産」と偽って表示し、県内の小売店に販売していたということです。

ことし2月、県に寄せられた情報をもとに立ち入り調査などを行ったところ「中国産」と書かれた仕入れ伝票が見つかったため県は産地偽装と判断し食品表示法に基づく是正を指示しました。

県によりますと産地を偽装して販売されたアサリはあわせて9300キロあまりにのぼるということです。

4人は偽装を認めたうえで、「中国産として仕入れていたが、そのまま販売しても売れないので熊本産として販売した」などと話しているということです。

一連の産地偽装問題を受けてこれまでに県に寄せられた偽装に関する通報や意見は400件近くにのぼり、県が食品表示法に基づく是正を指示をしたのは今回で5件目です。

一方、一連の問題を受けて熊本県産の天然アサリは外国産の混入などを防ぐ体制がとられて先月から全国への出荷が再開されています。