JR肥薩線の復旧で社長が見解「鉄道の維持費用が課題」

おととし7月の記録的豪雨で大きな被害を受けたJR肥薩線の復旧の方法について、JR九州の古宮洋二社長は赤字路線の現状を踏まえ、鉄道の維持にかかる費用が課題となる見方を示しました。

JR肥薩線はおととし7月の記録的豪雨で大きな被害を受け、熊本県の八代駅と鹿児島県の吉松駅との区間が不通となっています。

この復旧の方法についてJR九州の古宮社長は30日の会見で、「JR肥薩線はおよそ9億円に近い赤字を抱えていて、このまま運営していくのは難しい。鉄道で復旧する場合、ランニングコストをどうするのかが大きな課題だ」と述べました。

そのうえで、鉄道の維持にかかる費用の負担のあり方について、今後、熊本県と国、それにJR九州でつくる検討会議で議論を行っていきたいという考えを示しました。

JR肥薩線は、地域の人たちだけでなく観光客の利用も多かったことから、主要産業の観光の復興にも復旧は不可欠だとして、市民団体が6月中旬にJR九州の本社を訪れ、1万424人分の署名を提出しています。