「白川大水害」から69年 犠牲者を悼み住民が慰霊祭

熊本市の白川が氾濫し422人の死者・行方不明者が出た「白川大水害」から26日で69年となり、住民が慰霊祭を行って犠牲者を悼みました。

昭和28年6月26日の豪雨で熊本市の白川が氾濫した「白川大水害」では死者・行方不明者が422人にのぼり、3万戸以上の住宅が水につかるなど甚大な被害が出ました。

水害から69年となる26日、熊本市中央区大江の「水害地蔵尊」の前で慰霊祭が行われ、体験者や地域の住民などおよそ40人が参加しました。

住職が読経する中、住民たちは地蔵に向かって焼香したあと、河川敷に降りて白川に菊の花を投げ入れて犠牲者を悼みました。

10年前の九州北部豪雨でも白川が氾濫するなどして25人が犠牲になっていて、国土交通省は堤防の工事を進めているほか、上流の立野ダムの本体工事を来年の出水期より前に完了させる予定です。

両親ときょうだいあわせて5人を失った、神奈川から来た奥田尚さん(84)は「自分は犬を逃がすため高台に行って助かったが、家族は家ごと流されてしまった。災害前に避難場所を確認しておくことが大切だ」と話していました。