“水災補償”の保険料を補助 県南部の自治体で増加

おととしの豪雨による被害を教訓に県南部の自治体で個人の住宅にかけるための水災補償のついた火災保険の保険料を補助する自治体が増えています。

水災補償は、住宅にかける火災保険に付帯させるもので、住宅が浸水したり土砂崩れで被害を受けたりした場合に再建やリフォームする費用を受け取ることができます。

おととし7月の豪雨で多くの住宅が全半壊する被害を受けた球磨村が行ったアンケートでは半壊以上の被害を受けた316世帯のうち、4割が水災補償に加入していなかったということです。

このため村は昨年度から、村民が水災補償のついた火災保険に加入する際に1万円を上限に年額の保険料の20%を補助する制度を始め昨年度29件の利用があったということです。

この球磨村の取り組みを参考に、球磨川流域では今年度から芦北町と八代市でも同様の補助制度が始まったほか、人吉市でも導入を検討しているということです。

球磨村によりますと個人住宅の保険に自治体が補助するのは全国でも珍しいということですが球磨川の治水対策がまだ進行途中で水害のリスクは依然大きいことから、水害が起こった際に素早く住宅を再建できるようにするのが目的だということです。

村の担当者は「水害からまもなく2年をむかえるなか、村内での住宅再建もさらに増えてくると思うので引き続き補助制度を周知し、加入を促したい」としています。