学生が規格外の野菜を販売「道志まるしぇ」開く 都留文科大学

都留文科大学の学生が食品ロスを減らそうと道志村で収穫された野菜のうち規格外で廃棄されてしまうものを、格安で販売する催しを初めて大学で開きました。

「道志まるしぇ」と題された催しを開いたのは都留文科大学で地域社会学を学ぶゼミの学生10人です。
道志村で地域活性化の活動をしている学生たちは、村で収穫された野菜のうち大きすぎたり傷が付いたりした野菜は規格外として廃棄されてしまうため、食品ロスを減らそうと市価の半分ほどの値段で販売する催しを企画しました。
大学内の会場には5日朝、道志村で収穫されたキュウリ、たまねぎ、大根、ジャガイモのうち規格外とされた合わせておよそ270個が並べられました。
昼休みに入ると学生や職員、合わせておよそ50人が訪れ、次々に野菜を買い求めていました。
企画したゼミで班長を務める吉岡日菜多さんは「私たち学生が売ってるから、買おうと言う方もいて、うれしかったです」と話していました。
ゼミを指導する都留文科大学地域社会学科の鈴木健大教授は「今後もこういった若い学生たちの感性とか、学びを取り入れながら、地域を元気にしていけたらと思います」と話していました。
今回の販売で得られた利益は道志村へ寄付されるということです。